「言った、言わない」トラブル

先日、7つの習慣R実践会の認定者の方を対象とした実践会を開催しました。
テーマは「相互依存のパラダイム」(P253?P284)。

人と人とが相互理解を深めたり、
協力して一つの目的に向かっていくためには、

わかりやすい表現をする
定期的なミーティングを開く

など、スキルや仕組みももちろん大事ですが、
土台となるのは「信頼関係である」とコヴィー博士はおっしゃっています。

事務作業する女性と頭を抱える男性

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そして、その信頼関係を築くためにできる具体的なことが6つ書いてあるのですが、
実践会の中で話が盛り上がったのは、
「期待を明確にする」
と言う項目でした。

・言った、言わないの話でもめたことがある
・お互いに「そう言うつもりじゃなかった」と行違いになったことがある

と言う方は少なくないと思います。

私は以前、システム開発の会社で仕事をしていましたが、
お客様と技術メンバーで仕様を打ち合わせのあと、

「そんなことはお客様は言われなかった」
「いいえ、ちゃんと伝えました」

と言うようなミスコミュニケーションが発生していました。

その後、このようなことが無いようにその場で議事録を作って
お互いに確認するようになりましたが、
それでもこの「言った、言わない」は発生します。

なぜなら、
言葉の定義が違っている、と言うことがあるからです。
ここまでになってくると、本当にやっかいですね。

実は、このような行き違いには3つの要因があることを実践会の参加者から紹介してもらいました。

歪曲  ー 自分のものの見方・考え方で勝手に解釈してしまう
省略  ー 言葉足らず
一般化 ー 世間一般的にはこうだろうと考えてしまう

確かによくあることですね。

「期待を明確にする」とは、
当事者全員の期待を洗いざらい出して
期待の内容をお互いにはっきりと了解する

と言う状態を作ること。

あとで、「そんなはずじゃなかった」と感情的になったり、
関係がギクシャクして信頼関係が崩れたりすることが無いいように

「期待を明確にする」

ことを意識しておくのは本当に大事ですね。
よく起こりうることだからこそ意識したいものだとあらためて感じました。

*もしあなたが何か新しいプロジェクトを開始する前であれば、下記の質問をしてみられませんか。
あとで「言った、言わない」トラブルを発生させないように。

・私たちは全員が同じ目標を意識できているだろうか?
 別な解釈をしている人はいないだろうか?
・勝手な期待だけして明確に伝えていない、と言うことはないだろうか?

■7つの習慣(R)実践会
by 松脇美千江 (7つの習慣(R)アカデミー協会 マスターファシリテーター)

7つの習慣(R)実践会は、
先行き不透明な今の時代だからこそ学ぶ価値のある「原則」がまとめられた『7つの習慣』を学ぶ読書会です。
分厚い本ですが、少しずつ読んでいくので初めての方も気軽にご参加ください。
ワークをしながら自分ごとに落とし込んで学びを深め、実践につなげていきます。

日程:2018年9月16日(日) 9時~12時
テーマ:2018年9月16日(日) 第1の習慣「主体的である」  P71~P113
料金:5400円(税込み)
zoomで開催していますので、全国どこからでも参加できます。
zoomについて初めての方には会議室の入り方など詳細をご連絡いたします。

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